冠二郎は、埼玉県秩父市出身の演歌歌手である。 作詞家の三浦康照に弟子入りして1967年に〔命ひとつ〕でデビューしたが、10年間はさしたるヒットも出なかった。 1977年に〔旅の終りに〕が少し人気が出たものの、大したことはなかった。
その後、ようやく〔炎〕が従来のものとは一風異なる演歌を実現し、大ヒットを果たした。 若者からも支持されるようになり、冠二郎の名は〔ネオ演歌〕〔J-Enka〕〔アクション演歌〕等と呼ばれるようになる。〔ムサシ〕〔バイキング〕と新機軸の〔ネオ演歌〕を次々とリリースしている。