〔英語曲 全曲〕

　〔英語曲 全曲〕のコーナーでは、いわゆる〔英語曲〕を掲載していますが、ここで言う〔英語曲〕とは、曲名の先頭文字が〔英語〕で始まる曲目という意味です。

　ご存知のように、日本で英語曲といえば、いわゆる〔J-POP〕や〔アニソン〕〔ボカロ〕が主流です。

　〔J-POP〕は、日本のポピュラー音楽、いわゆるポップ・ミュージックのことをいいます。〔J〕はジャパニーズ（Japanese・日本）という意味です。

　20世紀も最後の十年くらいになると、日本の高度成長を支えてきた団塊の世代が高齢者に仲間入りしました。このような人たちはどちらかといえば、演歌が好きな人が多いのですが、それより若い世代では、J-POPなどの英語曲を愛する人達がとても多くなりました。

　この頃では、演歌が最盛期を過ぎ、それに代わって次世代の若者たちが新しい躍動に富んだ音楽を歌唱するようになりました。これが〔J-POP〕や〔アニソン〕そして〔ボカロ（又はボーカロイド）〕です。

　事実、近年の「NHK紅白歌合戦」においても、昔ながらの懐メロ演歌はほとんど数えるほどに少なくなり、J-POPが全盛を極める状況になっています。英語まじりの歌が非常に多くなり、演歌好きには違和感が湧きますが、時代には勝てません。

　懐メロ演歌を懐かしむ高齢者たちにとっては、最近の紅白歌合戦は味気ないつまらないものに変質してしまいました。時代が変わったのです。

　高齢者にとっては残念なことであっても、J-POPやアニソン・ボカロへの流れは止まることはありません。止めようのないものは止めようがないのです。

　英国の兵隊歌の中に『Old soldiers never die, they simply fade away（老兵は死なず、ただ消え去るのみ）』とうフレーズがある。役目を終えた老人たちは、夕日の中に佇みながら静かに消え失せてゆくのが運命なのだから。