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〔歌手〕
中山歌子

(なかやま うたこ)



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● 中山歌子 ●


歌手概要
 中山歌子さんは、明治後半から大正・昭和初期に活躍した、帝劇歌劇部1期生出身の女優・歌手です。

 東京府(現・東京都文京区)出身で、オペラ『カルメン』の主演や、読売新聞の「美人女優コンクール」で1位に輝くなど、日活向島撮影所のトップ女優として一世を風靡しました。

 歌手としては1922年に野口雨情作詞の『船頭小唄』をレコーディングし、その代表的な歌い手として知られますが、若くして病に倒れ、34歳で逝去しました。


歌風と特徴
 もともと帝国劇場(帝劇)の歌劇部で、イタリア人音楽家ローシー夫妻などの本格的な声楽指導(オペラ指導)を受けた、日本における「女性オペラ歌手・舞台女優」の先駆者の一人です。

 澄んだ本格的な発声と、はかなくも美しい劇的な表現力が持ち味でした。

 のちに映画界へ進出し、大正期特有の哀愁を帯びた「小唄(流行歌)」を吹き込んだ際には、そのドラマチックな素養が独特の情緒を生み出しました。


代表曲
 

 『船頭小唄』は、大正時代に女優・中山歌子さんによって初めてレコード吹き込みされ、大ヒットした流行歌(演歌の源流)。河原の枯れすすきに身を重ね、世間の荒波を生きる男女のはかない恋と人生の哀愁をしみじみと歌い上げています。

 『端唄ぶし』は、日本の伝統的な音曲である端唄の味わいや粋な趣を取り入れ、三味線の音色とともに江戸情緒や庶民の機微を軽快に楽しく歌い上げた楽曲です。


●代表曲
『船頭小唄』

●その他の曲
『端唄ぶし』

●カバー曲
『さのさ節』
『都々逸』
『深川』
『木曽節』
『奴さん』
『木遣りくずし』
『梅は咲いたか』
『槍さび』
『かっぽれ』

受賞暦・紅白出場回数
 
受賞歴

 著明な音楽賞の受賞歴はありません。  しかし、読売新聞社主催の「美人女優コンクール」での1位選出が、公的な表彰に相当する最大の栄誉となっています)

NHK紅白歌合戦

 NHK紅白歌合戦への出場歴はありません。

 NHK紅白歌合戦が始まったのは戦後の1951年(昭和26年)であるため、昭和初期(1928年)に逝去した彼女の出場歴はありません。


その他のエピソード
 
大正のトップ美人女優

 1919年に新芸術座の舞台『カルメン』に主演して大絶賛を浴び、同年に行われた読売新聞の美人女優コンクールで見事1位を獲得してます。

 その後、日活向島撮影所にスカウトされ、映画界でもトップ女優として君臨しました。

悲劇の私生活と晩年

 人気絶頂期だった1923年、当時不治の病と恐れられていた肺結核を患い日活を退社。鎌倉での療養を余儀なくされます。

 さらに1925年には、大岡山の自宅に強盗が入り、留守を守っていた養女や親族が殺害されるという凄惨な事件(大岡山事件)が発生しました。

 彼女自身は療養中だったため難を逃れましたが、精神的に大きな打撃を受け、晩年は天理教に深く帰依し、静かに生涯を閉じました。


曲名リスト ◆〔情:歌手情報〕〔探:探索〕〔歌:歌唱〕〔英文字 ABC…Z:カラオケ〕
〔中山歌子〕 歌手本人情報 この歌手やグループの歌唱風景、カラオケ、その他情報

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基本プロフィール ◆〔中山歌子〕の基本プロフィール
出身地  東京府東京市本郷区(現在の東京都文京区)
生年月日  1893年(明治26年)11月15日
没年  1928年(昭和3年)4月(享年34歳)