〔作詞作曲家〕
たかたかし

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● たかたかし ●

　たかたかし新潟県新発田市出身の作詞家で本名は高橋広雄という。新潟県立新発田高等学校在学中に若山牧水の「白鳥は哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ」に感動したという。

　立教大学文学部中退後には業界新聞記者やセールスマン、興信所調査員、ルポライターなどを経験する。青島幸男と知り合ったことが契機で、放送作家として各種音楽番組を手がけ、歌謡詞に興味を持つようになる。

　作詞家としては、1967年から美川憲一の『ネオン化粧』でデビューし、その後も西城秀樹『情熱の嵐』や松崎しげる『愛のメモリー』などのヒット曲を作詞する。

　更に、五木ひろしや川中美幸、美空ひばり、都はるみなどに歌詞を提供しヒットに恵まれる。1987年には新人の坂本冬美が『あばれ太鼓』で大ヒットを記録し、坂本は第29回日本レコード大賞新人賞を受賞している。

　たかたかしは非常に多くの楽曲を多くの歌手に提供したが、彼の特別な人気曲には次のような曲がある。

　『蛍』　　　　　　　『ふたり酒』
　『凛として』　　　　『暗夜行路』
　『松島紀行』　　　　『あばれ駒』
　『猿の軍団』　　　　『情熱の嵐』
　『壺坂情話』　　　　『ふたり酒』
　『大阪すずめ』　　　『あばれ太鼓』
　『火の国の女』　　　『雨に咲く花』
　『残侠子守唄』　　　『佐渡の恋唄』
　『恋する季節』　　　『浪花恋しぐれ』
　『倖せさがして』　　『愛のメモリー』
　『おまえに惚れた』　『おまえとふたり』
　『人生かくれんぼ』