高田渡は、岐阜県北方町出身で1960年代から1990年代にかけて活躍したフォークシンガーである。 父親は、詩人で活動家・元共産党員の高田豊だ。 高田渡の息子にスティールギタリストの高田漣がいる。
金子光晴、草野心平、山之口貘らの現代詩にフォークのスタンダードを組み合わせ、全く別物をつくり上げる作業を得意としていた。 岡林らとの、『三億円強奪事件の唄』『自衛隊に入ろう』『転回』『しらみの旅』『生活の柄』『長屋の路地に』『鉱夫の祈り』など数多くのアメリカ民謡に詞を乗せた名曲を生み出した。『ねこのねごと』『渡』『日本に来た外国詩…』もリリースしている。