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〔歌手〕
高倉敏

(たかくら びん)



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● 高倉敏 ●


歌手概要
 高倉敏さんは、昭和期に活躍した歌手です。バリトンを生かした歌声で、戦前は「戸越敏夫」の芸名でデビューし、戦後は『恋のマドロス』のヒットで人気を博しました。

 映画や舞台でも活動しましたが、1957年に胃癌のため41歳の若さで早世しました。温かみのある歌声と端正な芸風で、戦後の歌謡曲ファンから愛された存在でした。



歌風と特徴
 戦前のアマチュア合唱団等での経験を経てプロ入りし、安定したバリトンの美声で評価されました。

 特に戦後は、甘く哀愁を帯びた歌声が当時の歌謡曲ファンの心をつかみ、多くのファンを魅了しました。

 映画スターのような端正な容姿も相まって、視覚的・聴覚的に親しみやすいエンターテイナーとして人気を確立していました。


代表曲
 

 『恋のマドロス』は、昭和24年にヒットした、戦後の復興期を彩る代表的なマドロスもの。港町の情景と船乗りの切ない恋心を軽快かつ明るく歌い上げた楽曲です。

 『青空に唄う』は、戦中・戦前期にコロムビア・ナカノ・リズム・ボーイズなどで活動した高倉敏さんが、爽やかな青空のもとで朗らかに歌声を響かせた初期の歌謡曲です。

 『うるはしの南十字星』は、昭和17年に発表された、エキゾチックな南方への憧れやロマンを感じさせる楽曲。美しいメロディにのせて壮大な情景を描き出しています。


●代表曲
『恋のマドロス』

●その他の曲
『青空に唄う』
『うるはしの南十字星』
『港の乾杯』
『さすらいの街』
『涙の夜汽車』
『男の涙』
『泣くな夜の街』
『東京の雨』
『夜霧の港』
『流れ船』

●カバー曲
『影を慕いて』(原曲:藤山一郎)
『再会』(原曲:松島詩子)

受賞暦・紅白出場回数
 
受賞歴

著明な音楽賞の受賞歴はありません。

現代のような大規模な音楽賞制度が確立される以前の活動が中心であったため、特筆すべき公的な音楽賞の記録は限定的ですが、当時の大衆的人気は絶大でした。

NHK紅白歌合戦

 NHK紅白歌合戦への出場歴はありません。


その他のエピソード
 
芸名の変遷

 もともとは裕福な商人の家庭に生まれましたが、関東大震災で没落するという苦労を経験しています。

 当初は「百瀬大了」名義で合唱団に参加し、その後「戸越敏夫」名義でソロデビューしました。戦後に「高倉敏」へと改名しています。

幅広い活動

 歌手活動だけでなく、映画や舞台などにも出演するマルチな才能を見せていました。

早すぎる死

 絶頂期とも言える時期に胃癌を患い、41歳という若さで惜しまれながらこの世を去りました。

 もし長生きしていれば、その後の歌謡界でもさらに重要な役割を担っていたであろうと語られることが多い歌手の一人です。

 高倉敏については、上記のような情報が残されています。非常に早い時期に亡くなられたため、記録が現在と比べると少ない部分もありますが、昭和の歌謡史に名を刻んだ歌手の一人です。


曲名リスト ◆〔情:歌手情報〕〔探:探索〕〔歌:歌唱〕〔英文字 ABC…Z:カラオケ〕
〔高倉敏〕 歌手本人情報 この歌手やグループの歌唱風景、カラオケ、その他情報

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基本プロフィール ◆〔高倉敏〕の基本プロフィール
出身地  東京府(現・東京都)
生年月日  1916年(大正5年)1月4日
没年  1957年(昭和32年)10月30日(享年41歳)