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〔歌手〕
菊池章子

(きくち あきこ)



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菊池章子


歌手概要
 菊池章子は、東京都出身の昭和を代表する歌手です。

 戦後、混迷を極めた社会状況の中で女性の哀しみを歌った『星の流れに』が大ヒットし、一躍スターとなりました。 その後も『岸壁の母』をはじめとする「母もの」の叙情歌で高い人気を博しました。

 確かな歌唱力と表現力で多くの人々の心を打ち、戦後歌謡史に大きな足跡を残した歌手です。2000年に勲四等瑞宝章を受章し、2002年に78歳で亡くなりました。



歌風と特徴
 お嬢様育ちの清楚な佇まいとは裏腹に、芯の強さを感じさせる歌声が特徴です。

 戦後の混乱期に人々の共感を呼んだ『星の流れに』では、悲劇的な運命を背負った女性の情念を情感豊かに表現しました。

 また、後に彼女の代名詞となった「母もの」の楽曲では、わが子を思う母親の切実な心情を歌い上げ、多くのファンの涙を誘いました。


代表曲
 

 『星の流れに』は、戦後最大のヒット曲の一つであり、NHK紅白歌合戦でも歌唱された不朽の名作です。

 戦後の世相を反映し、ミリオンセラーを記録した菊池章子さんの最大の代表曲です。


●代表曲
『星の流れに』
『母紅梅の唄』

●その他の曲
『湖畔の乙女』
『母紅糸』
『春の舞妓』
『お島千太郎』
『浅草の唄』
『見ないで頂戴お月様』
『夜傘の女』
『上海の街角で』
『面影の都』
『明日はお立ちか』
『君待船』
『母千鳥』
『悲恋椿』
『むらさき小唄』
『雨の酒場』
『あやめ慕情』
『母の灯台』
『星の命』

●カバー曲
『十六の春』(原曲:岡晴夫)
『旅の夜風』(原曲:霧島昇、波平暁男)
『九段の母』(原曲:塩正二)
『十三夜』(原曲:小笠原美都子)
『流れの旅笠』(原曲:伊藤久男)
『悲しき竹笛』(原曲:近江俊郎、奈良光枝)
『母恋鳥』(原曲:若原一郎)
『大利根無情』(原曲:三波春夫)
『流転』(原曲:上原敏)
『雨のブルース』(原曲:淡谷のり子)
『岸壁の母』(原曲:菊池章子)

受賞暦・紅白出場回数
 
受賞歴

 1978年に第20回日本レコード大賞特別顕彰賞を受賞。2000年には勲四等瑞宝章を受章しました。

NHK紅白歌合戦

 NHK紅白歌合戦へは、第1回(1951年)に初出場し、通算6回出場しています。


その他のエピソード
 
『星の流れに』の苦難

 当初『こんな女に誰がした』というタイトルで発表予定でしたが、GHQの検閲により「日本人の対米感情を煽る」として差し止めに。タイトルを変更して発売されました。

 そして、今度は地方教育委員会から「社会教育的にいかがなものか」とのクレームがつき、宣伝自粛を余儀なくされました。

 しかし、実際に聴いた大衆からの熱烈な支持でロングヒットとなり、戦後を象徴する名曲となりました。

プライドと毒舌

 穏やかな外見に似合わず、非常に勝気で「毒舌家」としても知られていました。

 自身の歌手としての誇りが高く、「私は懐メロ歌手ではなく、現役の歌手」と公言してはばからなかったというエピソードが残っています。

多岐にわたる習い事

 幼少期は母親の影響で、活花、裁縫、書道、茶道、琵琶など非常に多くの習い事をして育ちました。こうした芸事への素養が、歌手としての豊かな表現力の礎になったといわれています。

晩年

 歌手業から一時離れ、渋谷でレコード店を経営していた時期もありますが、懐メロブームと共に復帰。晩年までコンサートや新曲発表など精力的に活動を続けました。


曲名リスト 〔情:歌手情報〕〔探:探索〕〔歌:歌唱〕〔英文字 ABC…Z:カラオケ〕
〔菊池章子〕 歌手本人情報 この歌手やグループの歌唱風景、カラオケ、その他情報

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基本プロフィール 〔菊池章子〕の基本プロフィール
出身地  東京都(東京市下谷、現・文京区本郷)
生年月日  1924年(大正13年)1月28日
没年  2002年(平成14年)4月7日(享年78歳)