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〔歌手〕
畠山みどり

（はたけやま みどり）

　畠山みどりは、北海道稚内市出身の歌手です。幼少時から歌が上手で歌手になる夢を抱き続け、一度は文化服装学院に入学してデザイナーへの道を目指したものの、歌手への夢を忘れがたく、退学して、古賀政男ギター学院へ入学し、修行に励みました。

　1960年、ニッポン放送の素人のど自慢番組「トップライトショウ」で優勝し、それを目にしたレコード会社の関係者にスカウトされ、日本コロンビアに入社します。

　入社後は、当時のコロンビアの看板歌手、島倉千代子などの前座をつとめながら、船村徹のレッスンを受け、1962年に「恋は神代の昔から」で歌手デビューを果たします。袴姿に扇子を片手に持つ独特なスタイルにより、一躍日本中に名を知られるようになります。

　「出世街道」が大ヒットし、1963年には第14回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、その後も2回の出場をしています。その後は、タレント、実業家としての活躍が目立つようになります。1983年には「ポカポカあたためてグングンやせる」という本を出し、50万部を売り上げるベストセラーとなりました。