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〔歌手〕
萩原健一

（はぎわら けんいち）

　萩原健一は、埼玉県与野市（現：さいたま市中央区）出身の俳優・歌手で、愛称として「ショーケン」で呼ばれています。埼玉県大宮市でスカウトされ、1967年6月、16歳の時に、ザ・スパイダースの弟分バンドザ・テンプターズのヴォーカリストとしてデビューしました。

　「神様お願い!」「エメラルドの伝説」などのヒット曲を飛ばし、沢田研二と人気を二分する存在となりました。

　バンドザ・テンプターズ解散後、井上堯之、大野克夫、沢田研二、岸部一徳、大口広司らと「PYG（ピッグ）」を結成し、ロックフェスティバル等で活躍しますが、自分には合わないとして、音楽活動よりも映画監督を目指すようになります。

　1972年、松竹映画「約束」に助監督として参加しますが、主役俳優が降板してしまった代役として出演し、これが思わぬ高い評価を得ることとなります。これ以降、PYGの活動も続けるものの、本格的に俳優業へと転向します。TVドラマ「太陽にほえろ！」で初代新人刑事マカロニ役で大人気を博します。