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倍賞千恵子は、東京都出身の女優・歌手です。実妹に倍賞美津子がいます。1957年、松竹音楽舞踊学校に入学、1960年には同校を首席で卒業し、松竹歌劇団（SKD）13期生として入団しました。
学校時代の実習出演もし、人団後の初舞台では、同年のグランドレビュー「東京踊り」を演じました。この年から、主席入団生には、フィナーレの先頭になって大階段を降りてくる栄誉が与えられることとなり、倍賞千恵子はバトンガール姿でその初代を務めました。
1961年、松竹映画にスカウトされ、「斑女」で映画デビューを果たし、1963年には、山田洋次監督の映画「下町の太陽」の主役を演じ、第4回日本レコード大賞新人賞を受賞しました。その年、第14回NHK紅白歌合戦の初出場を果たし、以後第17回まで連続出場しました。
映画「男はつらいよ」では、渥美清演じる車寅次郎の妹役を見事に演じたほか、1980年の山田洋次監督作品「遙かなる山の呼び声」で日本アカデミー賞、毎日映画コンクールの主演女優賞を、1981年の降旗康男監督の東宝映画「駅 STATION」でキネマ旬報賞、毎日映画コンクールの主演女優賞を受賞しています。倍賞智恵子のヒット曲には、「さよならはダンスの後に」「おはなはんの歌」「忘れな草をあなたに」等があります。
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