〔歌手〕
山口ひろみ

　山口ひろみは、大阪府大阪市西成区天下茶屋出身で、いわゆる芸能一家に育った歌手である。母親と伯母は、加茂川かもめ・ちどりとして知られ、祖父祖母も浪曲師・漫才師であった。

　義務教育を終え高校を卒業すると立命館大学経営学部へ進学したが、在学中に歌手への夢を抱き、彼女を応援してくれた人の紹介で、北島三郎の弟子となるべく臨んだが、最初は「大学を卒業した時も気持ちが変わっていなかったらまたおいで」といわれ断られた。

　その後、20歳のとき決意も新たに希望し、北島邸住み込みで内弟子となる夢を実現する。そして、2002年5月22日、テイチクより『いぶし銀』」でデビューを果たした。

　彼女は、『哀愁港町』や『最終出船』『悲恋半島』『紅の雨』『望郷赤とんぼ』など次々と新曲を発表している。