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〔歌手〕
浅丘ルリ子

（あさおか ルリこ）

　浅丘ルリ子（あさおかるりこ）は、1940年7月2日生まれの日本の女優であり歌手です。彼女は、満州国新京市（現中国・長春市）出身で、戦後に東京に戻りました。本名は浅井信子といいます。

　彼女は、14歳のときに映画『緑はるかに』で女優としてデビューし、後に日活の看板女優となって大活躍し、日活の黄金期を支えました。彼女の本業は映画女優ですが、歌手としてもいくつかの名曲を歌いました。

　女優としての主な出演作には、映画『執炎』『愛の渇き』『デンデラ』、舞台「にごり江」などがあります。

　女優としては、小林旭の「渡り鳥」シリーズや「流れ者」シリーズで活躍し、石原裕次郎とともに「銀座の恋の物語」「憎いあンちくしょう」などに出演しました。日活退社後には「男はつらいよ」シリーズでマドンナ・リリー役として4回出場しています。

　ちなみに、彼女の芸名「浅丘ルリ子」は、映画「緑はるかに」で演じた役名で、画家の中原淳一が命名したとのことです。

　私生活では、1971年に俳優の石坂浩二と結婚しましたが、2000年に離婚しています。2002年に紫綬褒章、2011年に旭日小綬章を受章しています。

　歌手としての浅丘ルリ子は、NTVドラマ「水色の季節」の主題歌『水色の季節』を歌いました。浅丘ルリ子の歌った歌曲には、次のような曲目があります。

『夕陽の丘』　　『東京さすらい歌』
『山の湖』　　　『誰もいない海』
『夕日の丘』　　『シャム猫を抱いて』
『地獄花』　　　『雨の昼下がり』
『愛の化石』　　『丘は花ざかり』
『姉弟』　　　　『あなたを知る前には』
『水色の季節』　『されどわが愛は死なず』
『伊豆の紅』　　『悲しみは女だけに』
『鍵』　　　　　『霧の夜がこわいの』
『流れる雲』　　『愛のさざなみ』
『芦ノ湖哀歌』　『宇目の唄げんか』
『夜はひとり』　『別れましょう』
『心の裏窓』　　『夜明けの子守唄』
『女がひとり』　『愛はひとすじ』
『愛の残響』　　『拳の花の咲く頃』
『美しき玩具』　『お願い帰って』
『別れのビギン』『青空さんゴメンナサイ』
『いとしいとしというこころ』