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〔歌手〕
鳥取春陽

(とっとり しゅんよう)



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● 鳥取春陽 ●


歌手概要
 鳥取春陽さんは、大正から昭和初期にかけて活躍した街頭演歌師であり、作曲家です。

 岩手県出身。演歌師として『籠の鳥』などのヒット曲を生み出し、一世を風靡しました。

 活動の後半には、当時流行のジャズのリズムを艶歌に取り入れるなど斬新な音楽性を発揮し、幅広い層から支持されました。

 わずか31歳で早世しましたが、その音楽的感性と演歌の枠を超えた創造性は、後世の日本の流行歌の発展に大きな影響を与えました。


歌風と特徴
 鳥取春陽さんの最大の功績は、伝統的な演歌の精神を保ちつつ、洋楽的な手法を大胆に導入した点にあります。

 幼少期より楽器の才能を発揮し、巡回映画の弁士の模倣などで大衆の心をつかむ術を学びました。

 その活動は街頭での弾き語りから始まりましたが、次第にレコード界へと進出。昭和に入ると、当時のモダンな流行であったジャズのリズムを艶歌(演歌)に取り入れ、非常に斬新な楽曲を次々と発表しました。

 彼の歌声や旋律は、街頭の労働者からカフェーで憩う都市住民まで、幅広く愛されました。


代表曲・その他の曲
 

 『籠の鳥』は、大正末期に大流行し、あまりの艶っぽさに子どもが歌うことを禁止されるほどの社会現象となった、切ない悲恋を歌う日本最古級のデュエット流行歌です。

 『浅草小唄』は、当時の華やかな歓楽街であった浅草のモダンな風情や、そこに生きる人々の哀愁と浪漫を軽快なメロディに乗せて粋に歌い上げた大正・昭和初期の名曲です。


●代表曲
『籠の鳥』
『浅草小唄』

●その他の曲
『すたれもの、赤いばら』
『望郷の唄』
『流人の唄』
『当世銀座節』
『街のルムバ』
『新籠の鳥』
『月夜の舟』
『恋の酒場』
『親恋道中』
『上海の唄』
『旅の唄』

●カバー曲
『船頭小唄』(原曲:大正大ヒット流行歌)

受賞暦・紅白出場回数
 
受賞歴

 受賞歴については、活動期間が昭和初期までの戦前であり、現代のような音楽賞が整備される前であったため、特定の受賞記録は確認できません。

NHK紅白歌合戦

 NHK紅白歌合戦への出場歴はありません。

 NHK紅白歌合戦は1951年に開始された番組であるため、出場回数も該当しません。


その他のエピソード
 
若き才能と病との戦い

 1931年にコロムビアの要請で上京しましたが、持病が悪化し、志半ばでその生涯を閉じました。

音楽仲間

 後のテイチクで活躍した楠木繁夫(当時は黒田進)とコンビを組んで活動していた時期があり、お互いに影響を与え合いました。

多彩な活動

 オリエント、コロムビア、ニッポノホン、ツルレコード、ニットーレコードなど、当時存在した多くのレコード会社で録音を残しており、その人気と活動の広さがうかがえます。

先駆的存在

 鳥取春陽は、街頭という大衆の現場から出発し、大正・昭和の転換期における音楽の変容を体現した先駆的な存在であったと言えます。


曲名リスト ◆〔情:歌手情報〕〔探:探索〕〔歌:歌唱〕〔英文字 ABC…Z:カラオケ〕
〔鳥取春陽〕 歌手本人情報 この歌手やグループの歌唱風景、カラオケ、その他情報

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基本プロフィール ◆〔鳥取春陽〕の基本プロフィール
出身地  岩手県新里村(現在の宮古市)
生年月日  1900年(明治33年)12月16日
没年  1932年(昭和7年)1月16日(31歳没)