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〔歌手〕
鏡五郎

（かがみ ごろう）

　鏡五郎は、大阪府豊中市出身の日本の演歌歌手です。1967年に『嫌んなっちゃった東京』でレコードデビューはしたが、人気はでず、その後は、一時期、俳優として暴れん坊将軍などの時代劇で殺陣を披露したりしながら、長い間苦しい歌手生活をしていました。

　1985年になって、キングレコードと所属契約を交わしました。1998年には、5人の歌手の競作で『おしどり人生』を発売し、ようやく人気が出て世間に知られるようになります。

　以降、演歌界での中堅どころの歌手として活躍します。得意分野は独特な節回しでの夫婦ものから、歌謡浪曲ものなどを歌い、根強い人気があります。

　鏡五郎の主なヒット曲には、次のものがあります。

『おしどり人生』
『男ごころ』
『夫婦盃』
『男の流転』
『刃傷松の廊下』
『番場の忠太郎』
『道頓堀人情』
『片恋しぐれ』
『越前しぐれ』
『まよい舟』
『露地裏』
『未練の酒』
『深川しぐれ橋』
『うちの女房』
『瞼の母』
『うなづきの雨』
『酒が呑みたいね』