〔ゆ〕で始まる演歌はかなりあります。「雪」や「夢」のつく演歌が多いのが特徴です。『雪椿』や『夢は夜ひらく』『夢追い酒』『有楽町で逢いましょう』などは定番人気曲です。
『雪國』 『雪椿』 『湯の町エレジー』 『夢芝居』 『夢追い酒』 『夢は夜ひらく』 『有楽町で逢いましょう』
小林幸子の『雪椿』や園まりの『夢は夜ひらく』、渥美二郎の『夢追い酒』などは素敵です。 また梅沢富美男の『夢芝居』で彼が踊る女方にはまさに艶歌に相応しい雰囲気があります。超定番曲といえば何といってもフランク永井の『有楽町で逢いましょう』です。カラオケ会があるばきっと誰かが歌います。
戦後に大ヒットした曲に『湯の町エレジー』があります。私の幼年時代、我が家は大百姓だったのですが、当時「クーちゃん」こと「夜荒らしの空(くう)」と呼ばれる奉公人がおりました。 彼はやくざの流れ者でギター弾きでしたが、よくこの曲を弾いていました。幼年期のわたしの憧れの的でした。今も懐かしくその光景が思い出されてきて心が疼きます。