アマゾン

〔作詞家〕
サトウハチロー

　サトウ ハチローは、東京府東京市牛込区（現在の東京都新宿区）で生誕した日本の詩人・作詞家・作家であり、本名は佐藤八郎という。彼は小学生時代から不良少年で、実母に対しても愛情を示すことがなかったのに、母についてとても多くの詩を残している。

　彼は、「木曜会」を主宰し月刊誌『木曜手帖』を出して、吉岡治や宮中雲子、名取和彦、若谷和子、安藤晃子、宮田滋子などの詩人たちを数多く輩出した。

　1930年代以降には童謡や詩だけでなく、小説や映画主題歌なども執筆し、1938年には日本コロムビアと専属契約を交わす。終戦直後には映画『そよかぜ』の主題歌である『リンゴの唄』を作詞し、並木路子が歌って大流行して当時の人々を勇気づけた。

　ハトウハチローは、戦時中には軍歌も作詞したが、戦後には童謡や歌謡曲も作詞し、戦後日本の子供たちや人々を鼓舞した。彼はまた非常に多くの校歌やCMソングを作曲している。彼の特別な人気曲には次のような曲がある。

　『ちいさい秋みつけた』
　『かわいいかくれんぼ』
　『うれしいひなまつり』
　『わらいかわせみに話すなよ』
　『とんとんともだち』

　『リンゴの唄』
　『長崎の鐘』
　『うちの女房にゃ髭がある』
　『あゝそれなのに』
　『花売り娘』
　『泣いて泣いて』
　『悲しくてやりきれない』

　サトウハチローは、多くの童謡や歌謡曲を作詞していますが、ここでは彼の作詞した特に人気のある曲目を紹介しています。