里見浩太朗は、静岡県富士宮市出身の俳優で歌手でもある。 所属は自らの事務所(株)里見プロモーションで社長をしている。芸歴が半世紀を越える時代劇俳優の第一人者とされている。 高校卒業を間近にして出場したNHKのど自慢で、伊藤久男を『山のけむり』を歌って合格したのが芸能界入りの原点となった。高校卒業後上京し、築地の魚市場の経理係をしながら歌手を目指した。 1956年、東映第3期ニューフェイスに合格し、翌年「天狗街道」で俳優デビューしている。1958年「金獅子紋ゆくところ」を主演し、その主題歌『金獅子紋道中唄』で歌手デビューを果たした。 1969年以降、「水戸黄門」では第3部より杉良太郎に代わり、2代目助さんを演じ第17部まで約17年間を務め、その役は後任のあおい輝彦に引き継いだ。多くの時代劇作品で主演を務めたが、特に人気の作品は「大江戸捜査網」「長七郎天下ご免!」「長七郎江戸日記」「年末時代劇スペシャル」等である。