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〔え〕で始まる軍歌

　〔え〕で始まる軍歌では次のような曲があります。

　『江田島健児の歌』
　『英国東洋艦隊撃滅』

　〔え〕で始まる軍歌では、『江田島健児の歌』以外には名曲と呼ばれる歌は見当たりません。

　〔え〕で始まる軍歌では、『江田島健児の歌』以外には名曲と呼ばれる歌は見当たりません。

　『枝島健児の歌』の作者神代猛男（こうじろ・たけお）は、1932年1月23日に死去していて、既に歌詞の著作権は消滅しているので、ここに歌詞を紹介します。

　この歌は全部で6番まである長い曲ですが、作曲者佐藤清吉による曲調はなめらかで心地よいものとなっています。

〔珠玉の軍歌〕

◆江田島健児の歌

	1	澎湃寄する海原の大波砕け散るところ常磐の松の緑濃き秀麗の国秋津州有史悠々数千載皇謨仰げばいや高し	2	玲瓏聳ゆる東海の芙蓉の嶺を仰ぎては神州男児の熱血に我が胸更に躍るかなああ光栄の国柱護らで止まじ身を捨てて	3	古鷹山下水清く松籟の音冴ゆるとき明け離れ行く能美島の影紫に霞む時進取尚武の旗上げて送り迎えん四つの年
	4	短艇海に浮かべては鉄腕櫂も撓むかな銃剣執りて下り立てば軍容粛々声もなしいざ蓋世の気を負いて不抜の意気を鍛わばや	5	見よ西欧に咲き誇る文化の影に憂い有り太平洋を顧り見よ東亜の空に雲暗し今にして我勉めずば護国の任を誰か負う	6	ああ江田島の健男児時到りなば雲喚びて天翔け行かん蛟龍の地に潜むにも似たるかな斃れて後に止まんとは我が真心の叫びなれ

えい	英国東洋艦隊撃滅		滅びたり滅びたり …	戦時歌謡
えた	江田島健児の歌		ぼうはい寄する海原…	戦時歌謡

	1	澎湃寄する海原の大波砕け散るところ常磐の松の緑濃き秀麗の国秋津州有史悠々数千載皇謨仰げばいや高し	2	玲瓏聳ゆる東海の芙蓉の嶺を仰ぎては神州男児の熱血に我が胸更に躍るかなああ光栄の国柱護らで止まじ身を捨てて	3	古鷹山下水清く松籟の音冴ゆるとき明け離れ行く能美島の影紫に霞む時進取尚武の旗上げて送り迎えん四つの年
	4	短艇海に浮かべては鉄腕櫂も撓むかな銃剣執りて下り立てば軍容粛々声もなしいざ蓋世の気を負いて不抜の意気を鍛わばや	5	見よ西欧に咲き誇る文化の影に憂い有り太平洋を顧り見よ東亜の空に雲暗し今にして我勉めずば護国の任を誰か負う	6	ああ江田島の健男児時到りなば雲喚びて天翔け行かん蛟龍の地に潜むにも似たるかな斃れて後に止まんとは我が真心の叫びなれ