明治時代以前に歌われた歌曲はあまり知られていませんが、江戸時代後期から明治時代にかけて大流行した『大津絵節』は、三味線伴奏の娯楽的な短い歌謡で、宴席の座興や寄席で歌われていました。
明治時代に作られた歌曲には次のようなものがあります。これらの歌曲は現在でもよく歌われていて、日本人なら誰でも知っている懐かしい歌となっています。
『仰げば尊し』(明治17年) 『故郷の空』(明治21年) 『さくらさくら』(明治21年) 『蝶々』(明治14年) 『庭の千草』(明治17年) 『埴生の宿』(明治22年) 『蛍の光』(明治14年) 『港』(明治26年)