山本譲二は、山口県下関市出身の演歌歌手・俳優で、「琴五郎」の筆名で、楽曲の作詞・作曲も行っています。ジョージ・プロモーションに所属事務所があり、所属レコード会社はテイチクエンタテインメントです。北島三郎を「おやじ」と呼べることで知られています。
1967年、高校時代には、夏の甲子園出場の経験があり、代打出場ながら内野安打を打ちました。演歌歌手を夢見て上京しアルバイトなどで暮らすも芽がでず、肝臓を壊すなどして一旦は帰郷するが、22歳のとき再び上京します。
スナックでのギター演奏を目にした浜圭介に誘われ芸能界入りを果たし、「夜霧のあなた」でデビューしたものの不発でした。その後、北島三郎の仕事場にお百度参りしてカバン持ちを許されます。
1976年、読売テレビ制作の歌謡オーディション番組「全日本歌謡選手権」に出場、「おもいで岬」や「中の島ブルース」などを歌って見事10週勝ち抜き、ポニーキャニオンから再デビューしますが、またも不発に終わります。
30歳の時、「みちのくひとり旅」を発売し、当初はヒットすることもなく、1年近くが経ったころ、「夜のヒットスタジオ」の注目曲として反響を呼び、最終的なレコード売上は130万枚を記録する大ヒットとなります。
代表歌に「みちのくひとり旅」「旅の終りはお前」「奥入瀬」「花も嵐も」「名もない花に乾杯を」などがあります。
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