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〔作詞作曲家〕
山口洋子

（やまぐち ようこ）

　山口洋子は、愛知県名古屋市出身の日本の著作家、作詞家である。彼女は、作詞家としてよりも著作家としての方が有名なのかもしれないが、作詞家としても大活躍している。

　彼女は、料亭を経営者の父親と仲居をしていた母との間の私生児として生まれた。京都女子高校を中退し、ある男性の後ろ盾により、名古屋市内で雇われ店長として喫茶店「洋子」を開くが、わずか3年でやめてしまう。

　昭和32年には東映ニューフェイス4期生に選ばれ女優となるが鳴かず飛ばずで、これもわずか2年でやめてしまう。その後も不動産売買や水商売の用心棒、賭博などで知られる安藤組と関わりをもち、組員からは「姫」と呼ばれるなど多才な才能を発揮していた。

　その後、友人の歌手である神楽坂浮子に『銀座化粧』という曲目の歌詞を提供したことから作詞家としての活動を始めるようになり、特に1960年代後半～1970年代前半にかけての活躍は著しい。

　彼女は多くの歌手に多くの楽曲の歌詞を提供したが、彼女が作詞した特別な人気曲には次のようなヒット曲がある。

　『噂の女』
　『よこはま・たそがれ』
　『ふるさと』
　『夜空』
　『うそ』
　『千曲川』
　『夢よもういちど』
　『雨の東京』
　『ブランデーグラス』
　『北の旅人』
　『アメリカ橋』

　山口洋子は多くの歌手たちに楽曲（歌詞）を提供していますが、その数が結構多いため、ここスマホ版ではその全貌を記述することはできません。

　PC版（パソコン版）では、主な歌手へ提供した楽曲のいくつかを紹介していますので、興味のある方はそちらを参照して下さい。（このページ最上部にある「GoTo PC版」ボタンを押して、スマホを横長方式に倒せば閲覧できます。）

　尚、彼女は、2014年9月6日に呼吸不全で死去したが、没後に第56回日本レコード大賞・功労賞を受賞している。