前川清は、長崎県佐世保市松山町出身の演歌歌手・ムード歌謡歌手・バラード歌手です。佐世保の米軍基地で船大工として勤務していて父親のもとで、前川清自身は、野球少年として、米軍基地で働く日本人の子ども達を集めてチームを作っていました。
米軍兵士たちが歌うジャズに感銘を受け、中学~高校時代にはジャズに熱中するようになり、歌手への道を目指すようになります。1968年、佐世保のキャバレーで歌っているところを、内山田洋に見初められ、「内山田洋とクール・ファイブ」にリード・ヴォーカリストとして参加することになります。
そして、1969年2月5日、「長崎は今日も雨だった」でメジャーデビューし、その年の第20回NHK紅白歌合戦への初出場を果たしました。その後、1970年「噂の女」、1972年「そして、神戸」、1975年「中の島ブルース」、1976年「東京砂漠」など多くのヒット曲を世に送り出したのです。
その後は、歌手生活だけでなく、「8時だヨ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などのバラエティ番組、コント番組などでも活躍するようになります。
2006年のNHK紅白歌合戦で、クール・ファイブを再結成して出場したことが契機となり、20年ぶりにクールファイブメンバー「前川清&クール・ファイブ」として新曲「恋唄-2007-」をリリースしました。
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