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〔グループ〕
ピンク・レディー

　ピンク・レディーは、1976年に『ペッパー警部』を歌ってデビューした日本の女性デュオである。1970年代後半、肌を大胆に素出させたボディラインピッタリの衣装で身を包み、ちょっとセクシーながら爽やかな可愛らしさを演出する姿で登場した。数々のユニークなヒット曲を飛ばし、アイドルとして激烈なブームを巻き起こした。

　デュオ結成の端緒は、愛称の「ミー」と「ケイ」で呼ばれたデュオのメンバー二人が、1971年の中学2年生のときに静岡市立末広中学校で知り合いになり、1973年にヤマハ音楽が主催するオーディションにそれぞれ合格することから始まった。

　根本美鶴代（ミー、現：未唯mie）
　増田啓子（ケイ、現：増田惠子）

　その後、二人はヤマハボーカルスクールに通うことになり、当時人気のあった「キャンディーズ」にあやかり「クッキー」というデュオを結成し、プロデビューを目指すようになる。

　プロを目指し幾多のオーディションなどに出場して賞を獲得してもなかなかデビューできなかったが、最後の挑戦として日本テレビの『スター誕生』に応募、合格して決勝大会へ進出した。

　ミーもケイも殆どスッピンという素朴な姿だったが、合計8社のレコード会社や芸能プロダクションから獲得の意向を示すプラカードが上がった。結局、ミーとケイはビクター音楽産業に所属することとなる。

　人気絶頂期には、オリコン連続9曲1位、10曲連続ミリオンセラーなどの記録を残した。しかし、1978年のこと、当時大人気のNHK紅白歌合戦（第29回）を辞退したことから、絶望的な落ち目が始まる。1981年3月31日、ピンク・レディーは解散する。解散コンサートはとても淋しいものだったという。

　その後は、何度となく一時的な再結成を行った。2010年9月1日の5度目の再結日は、最初の解散宣言から丁度30年目となるが、ここで 「解散やめ！」宣言 を発表して現在に至る。

　ピンク・レディーは、一時的とはいえ前人未踏の人気があったものの、紅白歌合戦には通算4回しか出場していない。しかし、ピンク・レディーが残した名曲の数々は現在でも人気があり光輝いている。ここではピンク・レディーが歌った曲目の一部を紹介する。

　『ペッパー警部』　『渚のシンドバッド』
　『メテオ』　　　　『波乗りパイレーツ』
　『アクセサリー』　『愛・GIRI GIRI』
　『うたかた』　　　『インスピレーション』
　『乾杯お嬢さん』　『カルメン'77』
　『サウスポー』　　『ウォンテッド (指名手配)』
　『ジパング』　　　『カメレオン・アーミー』
　『世界英雄史』　　『カルメン・シャワー』
　『透明人間』　　　『事件が起きたらベルが鳴る』
　『ドラゴン』　　　『キャッチ・リップ』
　『逃げろお嬢さん』『二人だけのデート』
　『パイプの怪人』　『リメンバー (フェーム)』
　『パパイヤ軍団』　『スーパーモンキー孫悟空』
　『ピンクの林檎』　『2001年愛の詩』
　『ポロロッカ』　　『不思議LOVE』
　『モンスター』　　『レディーＸ』
　『2年目のジンクス』
　『ピンク・タイフーン (In The Navy)』
　『マンデー・モナリザ・クラブ』
　『ロックンロール・メドレー』

　『UFO』 　　　　　『DO YOUR BEST』
　『OH!』 　　　　　『Kiss In The Dark』
　『S・O・S』 　　　『Last Pretender』
　『PINK EYED SOUL』

　『すずめ』（増田惠子 ソロ）
　『NEVER』（ミー ソロ）