森進一は、山梨県甲府市出身の演歌歌手で、独特のハスキーボイスに特徴があり、多くのファン層に支えられています。日本を代表する演歌歌手のひとりであるとともに、常に新たな音楽領域に挑戦し続けています。大原麗子、森昌子との結婚歴がありいずれも離婚しています。
母子家庭に育ち、中学卒業後集団就職で大阪に移住しました。1965年にフジテレビ系の「リズム歌合戦」で優勝し、その才能をチャーリー石黒に見出されて渡辺プロダクション(現在のナベプロ)に所属するようになりました。
1966年、「女のためいき」で歌手デビューします。その後も「命かれても」「盛り場ブルース」「花と蝶」など衝撃的なハスキーボイスでヒットを飛ばし、1968年には第19回NHK紅白歌合戦に初出場を果たします。
1969年、全国各地の港町の情景を美しく織り込んだ「港町ブルース」を発表し、第11回日本レコード大賞最優秀歌唱賞を獲得します。同年、第20回NHK紅白歌合戦のトリを務めました。
1971年にはその後に彼の定番となる「おふくろさん」が発表され、2度目の歌唱賞を受賞します。1974年には「襟裳岬」を発表し、第16回日本レコード大賞歌謡大賞など多くの音楽賞を受賞し、第25回NHK紅白歌合戦では初の大トリを務めました。これ以降も「新宿・みなと町」「冬のリヴィエラ」などのヒットを飛ばしています。
|