森昌子は、栃木県宇都宮市出身のアイドル・演歌歌手・女優で、前夫は演歌歌手の森新一です。長男の森田貴寛は、男性アイドルグループ・NEWSの元メンバーで現在ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカリストをしています。
音楽好きの父親から厳しく歌唱を仕込まれて育ち、1971年(昭和46年)、13歳の時、日本テレビ系「スター誕生」に出場して初代グランドチャンピオンを獲得しました。これによりホリプロダクション(現在のホリプロ)に所属することとなります。
1972年7月1日、徳間音工から「せんせい」で歌手デビューを果たし、翌年にデビューした同学年の山口百恵、桜田淳子とともに「花の中三トリオ」と呼ばれるようになります。森昌子は、15歳の時に最年少で第24回NHK紅白歌合戦に出場しました。
1973年に松竹から「男じゃないか・闘志満々」で映画デビューも果たし、初々しさに人気を獲得します。更に同年「としごろ」で初主演に抜擢されます。同年に開始された「ものまね王座決定戦」で初代チャンピオンの座を射止めました。
1977年「なみだの桟橋」「彼岸花」など難易度の高い本格的演歌を歌いこなせる実力派歌手として認知されるようになります。1981年の第32回NHK紅白歌合戦では「哀しみ本線日本海」を歌い、若干23歳にして初の紅白・紅組トリを務めました。
越冬つばめ、愛傷歌など名曲をヒットさせますが、1986年、演歌歌手の森進一との結婚を機に、引退コンサート及び引退記念曲「~さようなら~」を発表し歌手業を引退します。しかし、2005年に森進一とは離婚します。そして、2006年には、ホリプロから歌手として復帰を発表しました。
|