ジェロ(JERO)は、アメリカ合衆国・ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の日本の演歌歌手で俳優である。
史上初の黒人演歌歌手として多くのメディアに取り上げられ、〔演歌界の黒船〕との異名でも呼ばれている。
いつも野球帽を斜めに被っているのがトレードマークとなっている。
母方の祖母が横浜出身の日本人で、その影響で幼少時より演歌に親しんできたという。NPO法人エデュケーション・ガーディアンシップ・グループ主催の「第3回高校生による日本語スピーチコンテスト」に参加するために15歳で日本に来て、「ぼくのおばあちゃん」というスピーチタイトルで話をした。
ピッツバーグ大学で情報科学を専攻し、在学中に3か月間日本に留学し、その間に演歌歌手になることを決意したとされる。大学卒業後、日本に再来して英会話学校の先生などをしたり、コンピュータ関係の仕事をしてきた。NHK喉自慢で合格するなど演歌歌手への道を目指し続けたのだった。
2005年、坂本冬美主催によるカラオケ大会で優勝し、スカウトされ訓練を経て、『海雪』でプロデビューを果たした。2008年の第59回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしている。2009年のワシントンDCでのサクラ祭りでも凱旋コンサートを開催し演歌三曲を熱唱したとのことである。
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