北島三郎は、日本を代表する演歌歌手の長老・大御所である。
一般にはサブちゃんの愛称で呼ばれ、内弟子からは親父と呼ばれている。
また、俳優、作詞家、作曲家でもあり、作詞家・作曲家としては〔原 譲二〕のペンネームで活動している。
彼は、北島ファミリーのメンバーをはじめ、他の演歌歌手に楽曲提供もしている。
デビュー当時には、新栄プロダクションに所属していたが、その後独立して北島音楽事務所を旗揚げし現在に至っている。
東京八王子市に、36部屋もある大豪邸を構え、家族や内弟子と共に住んでいて、ここで演歌の振興や後進の歌手の育成に貢献している。内弟子には、山本譲二、北山たけし、小金沢昇司などがいる。
〔函館の女〕に始まる女シリーズや〔兄弟仁義〕などの任侠シリーズなど、非常に多くのヒット曲がある。ちなみに、酒を歌っても彼は一滴の酒も飲むことができないという。
北島三郎の主なヒット曲には、〔まつり〕〔北の漁場〕〔風雪流れ旅〕〔函館の女〕〔与作〕〔祭り〕〔紅白〕〔帰ろかな〕〔山〕〔川〕〔歩〕等多数がある。
北島三郎はNHK紅白歌合戦の常連歌手として長年活躍してきたが、2013年大晦日での紅白出場が彼にとっての50回目の出場となることもあり、これを最後に紅白からの引退を表明した。歌手生活を引退するわけではなく、紅白を卒業し、世代交代を進めたいとの意向もあるとのことである。
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