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〔歌手〕
吉幾三

（よし いくぞう ）

　吉幾三は、青森県北津軽郡金木町（現在の五所川原市）出身の演歌歌手・コミックソング歌手・作詞家・作曲家です。父親は、民謡歌手の鎌田稲一で、次女に女優の寿三美がいます。

　1972年、山岡英二の芸名で「恋人は君ひとり」でデビューしましたが、1977年に吉幾三に改名します。同年、自作曲「俺はぜったい！プレスリー」を発売して大ヒットを飛ばし、映画化もされましたが、その後しばらくは低迷します。

　1984年、「俺ら東京さ行ぐだ」を出して大ヒットします。シンガーソングライターとして大部分の曲は自作自演です。出身地が青森県の津軽ということもあり、津軽を題材とした歌が多いのが特徴です。

　2008年、「俺ら東京さ行くだ」などの楽曲が動画投稿サイトでいろいろな曲とミックスされて投稿され、これが切欠で「ニコニコ動画」では「IKZOブーム」なるものが巻き起こりますが、本人はこれに好意的だといわれています。