高石かつ枝は、神奈川県横須賀市出身の歌手である。 昭和13年に映画「愛染かつら」が上映されたが、そのヒロインの名前が高石かつ枝だ。 1962年に松竹での「愛染かつら」の再映画化に際し、ヒロインの名前である「高石かつ枝」募集に合格したのが、当時16歳の山崎宏子であった。 彼女は、この映画のヒロインの名称をそのまま芸名として使用し、映画主題歌『旅の夜風』で日本コロンビアからデビューした。高石かつ枝は、1963年に『リンゴの花咲く街』をヒットさせ、同年の第14回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしている。 その後、『純情の丘』『嬉しい時は花いっぱい『この花を誰に』『永良部百合の花』『海を越えて友よ来たれ』等、多くの曲ををレコーディングしている。