ライオネル・ブロックマン・リッチー・ジュニア(Lionel Brockman Richie, Jr.)は、アラバマ州タスキーギ出身のシンガーソングライター・ミュージシャンです。
1968年、タスキーギ大学在学中に「コモドアーズ」を結成し、1974年にアルバム「マシン・ガン」でデビューします。当初の演奏面に重点を置いたファンク・バンドから、やがてライオネルの歌声に重きをおくバラード曲「イージー」などでヒットを飛ばします。
ライオネルは黒人ポップ歌手として、いわゆるブラックミュージックの範疇を超えて、1980年代には、マイケル・ジャクソンと肩を並べる存在でした。
ライオネルは作曲家としても有能で、多くのアーティストに曲を提供しています。ケニー・ロジャースの「レイディ」、ダイアナ・ロスとのデュエット曲「エンドレス・ラブ」はともに、全米1位の記録を残しました。
1982年にはコモドアーズを脱退し、ソロ活動を始めるとすぐに「トゥルーリー」を大ヒットさせています。1983年発表のアルバム「オール・ナイト・ロング(Can't Slow Down)」に含まれる、「オール・ナイト・ロング」や「ハロー(心の扉)」なども大ヒットし、彼の名は一躍、スーパースターにのし上がりました。
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